小人舎が発行する絵本WEBマガジン[コビマグ]

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「スサノオノミコト」

スサノオノミコト

第3回目の職業案内は、あかね書房の絵本「日本の神話〈第3巻〉やまたのおろち」の登場人物より「須佐之男の命(スサノオノミコト)」を紹介します。
今回は、「職業」という概念からは少し離れたところでの話です。でも皆さんにとっての将来に関わることなので、とても参考になることでしょう。

―あらすじ「日本の神話〈第3巻〉やまたのおろち」ー
須佐之男(スサノオノミコト)の命は高天の原を追われて地上に来た。川のほとりの村で老夫婦が泣いている。やまたのおろちに次々と7人の娘を呑まれ、最後の娘もまもなく…と言う。須佐之男はおろちを退治することにした…。

宣言したら本当にやってしまう男

須佐之男の命(以下スサノオノミコト)は、神の国に住んでいましたが、暴れん坊な性格なために地上に追放されてしまいます。そこで出会った人々は、「やまたのおろち」という恐ろしい化け物から大変な目に合わされて困っている、ということをスサノオノミコトに伝えました。
するとスサノオノミコトは、「これから僕はやまたのおろちを退治してやる」そう言い切り、本当に退治してしまったのです。

スサノオノミコト

神懸かり的な知恵を働かせる

言の葉に魂が宿る

ここで注目してほしいのは、このスサノオノミコトが始めに「これから僕はやまたのおろちを退治してやる」と宣言したことです。「言の葉に魂が宿る」という古くからの言い伝えがあります。人の口から出た「言葉」には、必ず魂が宿る、つまりその言葉通りになるということです。スサノオノミコトは、自分がこれから挑戦することの結果を宣言し、勝利した。まさに自分の言の葉に魂を宿らせたのですね。
スサノオノミコトは、その時、「正直言って負けるかもしれない」、「失敗するかもしれない」、そういった可能性も考えていたはずです。「負けるかもしれないんだけど」、と言っていたら、本当に負けてたかもしれないということです。

もう何がいいたいかわかりましたね?
皆さんも、こうなりたい、ああしたい、と思うことがあれば、どんどん言葉にしていってほしいのです。
冷静に考えたら無理だろうな、と思ったとしてもです。魂を宿らせたもの勝ちなのです。
世の中では、以後このように最初に宣言して本当に偉業を成し遂げた人は「スサノオノミコティスタ」と呼ばれるようになりました。

スサノオノミコティスタ=宣言して成し遂げる人のこと

皆さんもご存知の、北島康介選手も、「金メダルを取る」といって本当に取ってしまいました。彼は水泳選手であり、スサノオノミコティスタでもあるのです。他にも、カルロス・ゴーンという人も有名な社長ですが、スサノオノミコティスタです。
中田英寿選手は、初めはスサノオノミコティスタではありませんでしたが、後にスサノオノミコティスタになります。
派生系として、ベーブルースという昔の野球選手もそうです。彼は、「ホームランを打つぞ」という宣言を大観衆の前で言葉では無くポーズで示し、本当にホームランを打ちました。彼も立派なスサノオノミコティスタです。

イチロー選手はスサノオノミコティスタではありません。彼は別格です。何も言わずにたくさんの成功をおさめてきました。でもスサノオノミコティスタではありません。「とてもすごい人」です。
何も言わずに成功する人もいますが、それは本当に一握りしかいません。大多数の成功者はきっちり宣言しています。どっちかというと何も言わずに成功することのほうがかっこいいかもしれませんが、言の葉に魂を宿らせておいたほうが損はありませんね。

スサノオノミコティスタ早見表

北島康介さん 水泳選手 スサノオノミコティスタ
カルロス・ゴーンさん 社長 スサノオノミコティスタ
ベーブ・ルースさん 野球選手 スサノオノミコティスタ(派生系)
中田英寿さん 元サッカー選手 スサノオノミコティスタ(後に転向)
イチローさん 野球選手 とてもすごい人

これを読んだ皆さんは、今すぐにでも、これから自分が挑戦しようと思うようなことをお父さんやお母さんに大声で言ってみてください。「ピーマン食べれるようになる!」とか「ピアノが弾けるようになる!」といった小さなことでも構いませんし、「プロ野球選手になる!」とか「女優になる!」というような将来のことでも構いません。スサノオノミコトのように、まずは宣言することから始めてください。

ただし、「スサノオノミコティスタになる!」とは言わないほうがいいかもしれません。もちろんスサノオノミコティスタでいてほしいですが、お父さんやお母さんがびっくりしてしまう可能性もありますので、言葉にはしないでください。

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